8月28日(コアラのマーチ)

冬の間は「とろ〜り濃厚!」みたいな「いかにも」なチョコレートが好きで、毎日のように洋酒チョコを食べていたが、夏になると、そもそも濃厚系は売られなくなるし、第一、空気が蒸しているのに、さらに濃厚に絡みつく甘さは鬱陶しい。

ということで、この夏は「コアラのマーチ」をよく購入している。外側がクッキー生地だから絶対に溶けないし、個体がたくさん入っているから、片手でヒョイヒョイ食べられる。冬の間、濃厚ドロドロチョコを食べ続けてきた身にとっては、いささか量が少ないが。

 

 

近所のコンビニには、普通の「コアラのマーチ チョコ」と「いちご」の2種類しか置かれていないが、公式サイトを見ると「発酵バター仕立て」味が存在している。ドンキとかに行けばあるのだろうか。

普通の「チョコ」を食べながら外箱を解体していたら、「絵柄ずかん」に飛べるQRコードがあったので、スマホで読み取ってみた。

現在、365絵柄あるらしい。私の食べるスピードが早すぎて、手元にはもう数匹のコアラしか生き残っていない。

 

「キャラクター紹介」の欄には、主役のマーチくんとワルツちゃんのプロフィールが載っていた。2人は恋人なのだが、「恋人同士」の表記の下に「※いちばん近くの家」と注意書きされている。家が1番近いから、恋人役になったのだろうか。ちょっと大人のこじつけを感じる。

 ちなみに、家は「森の近くの小さな家」だそうで、勝手に「コアラ=ユーカリの木に住んでいる」とばかり思っていたので驚いてしまった。

マーチくんもワルツちゃんも、普段は普通の一軒家で生活しており、恐らくは、外箱のパッケージ撮影の為だけにユーカリの木にしがみついているのである。

 

 

わざわざ野性の格好を取らされたり、家が近いから恋人同士にさせられたり、何百種類ものコスプレ写真を撮られたり。全てを完璧にこなして我々を笑顔にしてくれる、マーチくんとワルツちゃんのプロ意識の高さに、頭が上がらない。彼らは、まだ9歳である。

 

コアラのマーチは、片手間にヒョイヒョイつまんじゃいけない。ひとつひとつ噛み締めて味わうものです。

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