「スノーシャーク(2020)」を観た

ようやくAmazonプライム会員になったので、数カ月ぶりにプライムビデオを開いた。以前利用したのは初回無料の1ヶ月間だけであり、その間に観たい映画やドラマをひと通り観てしまったため、本契約まで至らなかったのである。 「毎月自動引き落とし」の恐ろし…

寒波

昨晩のテレビ番組は、翌日の異常な寒さについての警告に忙しそうであった。気象予報士は「10年に1度の記録的な寒波が到来する」と予告し、キャスターは視聴者に外出を控えるよう訴え、水道管凍結を防ぐ工夫が繰り返し紹介された。しかし、実際に一夜明けてみ…

翼を授ける

ゴキブリは飛行することが出来ない、という話を聞かされ、仮にも羽を持つ昆虫ならば飛ばないはずは無いだろうと思い、調べてみたら、つまり、飛べるには飛べるのだが、一般的には這い回っての移動がほとんどであるという。というのも、ゴキブリは、鳥のよう…

次周もよろしくお願い申し上げます。

凍りついた夜の街を走っていた。あまりにも寒過ぎる中で運動すると、身体のあちこちで、血液がジュワジュワ泡立つ感覚があるのだが、今のところ誰にも共感されない。路上には、見事に人影ひとつ無く、遠くの大通りから時たま、微かにエンジン音やヘッドライ…

若気の至り

私はなんだか、歳の割に随分子供っぽい髪型をしている。自分に近しい雰囲気をインスタグラムで探そうとして、行き着いたのは「ボブ」とか「マッシュ」だとか呼ばれる髪型だったが、実際、鏡を挟んで対面した私は、身も蓋もない言い方をすれば、「キノコ」「…

ドコモタワーを見上げて

代々木という街は不思議な場所で、新宿から徒歩数分の地続きでありながら、新宿のように流行のブティックが並ぶわけでも無ければ、百貨店も映画館も見当たらない。かと言って、裏原のように、路地裏に洒落た古着屋街が隠れているわけでも無く、代官山(なん…

3人寄れば

日本に在住する全員に問う、蚊は、夏の風物詩ではないのですか。蚊について、あまりにも書き過ぎているという自覚はしっかりあるのだが、総じて在るのは嫌悪感だけで、好き好んで論じている訳ではないということを、ここに断言する。嫌なことに出会しても、…

知らない街を歩く

最寄駅から地下鉄を乗り継ぎ、実に30駅近く、1時間しっかり熟睡して、ハッと目覚めると、車窓には全く知らない駅のホームがあった。目的地である。眠っている間に、より地中深くまで潜っていたらしい、地上へ続く階段は滅多にお目にかかれないほど長く、急勾…

時代は

関東地方でも1日の最低気温が10度を下回り始めた10月の下旬、毎年この頃から、私は会う人会う人に「時代は冬ですね」というギャグを披露してまわっているのだが、これが非常にウケが良い。「時代」という100年単位のスケールと並べた時、冬はあまりにも無力…

天高く、月

秋は天高く、浮かぶはイワシ雲、ウロコ雲、水蒸気質の巨大な魚が、遠くにゆったり横たわり、偶然発見した人は、まるで生まれて初めて空を見上げたように、広大なる天の青さに陶酔する。 無論、実際空の高さは年中同じで、ただ雲が夏より高い位置に発生するか…

制作か製作か問題

昨年末から約1年間使ってきた名刺の在庫が切れたので、発注することにした。せっかくならデザインを一新して、2023年、気持ち新たに自己紹介したいところである。前回と同じペースで配布すると仮定して、来年いっぱいまで使うだろう、来年は、どんな心意気で…

傍聞きロック

東京メトロ銀座線の座席に沈み込み、寝不足の頭を抱えてガタガタ揺られていると、地下鉄特有の甲高い反響音に紛れて、微かに「シャンシャンシャン」という鈴の音が鳴っていることに気が付いた。寝惚け眼を薄く開き、さり気なく辺りを見渡すと、右隣、スーツ…