12月7日(マヌケと貧乏)

ホームに立つと、ちょうど目の前に日本信号株式会社の広告看板が光っている。

右上には英語表記で「NIPPON SIGNAL」とあるが、SIGNALをSIGNとGNALに無理矢理分けると、「シン・ガァル」で、日本語での「シンゴウ」と読めなくもないな、などと考えて、そんなことあってたまるかと、いや実に、ここのところ頭の回転が鈍い。

 

 

お金を使うことの解放感について考えてみる。

 

私は、さして欲していない物だろうが安い物だろうが、"お金を払って物を購入する瞬間" に人生最大の快感を感じる人間である。

購入した物の価値に関わらず、お金を払う行為そのものが解放感、ストレス発散に直結するわけで、何故そうなるかと考えたら、ストレスというのは我慢の状態であって、我慢していなければストレスもかからないし、解放も無い。

つまり、お金を使うことに解放感を感じるのは、普段お金に制限をかけられて我慢しているからで、要するに、お金を使うことでストレス発散するのは、お金に困っている人間だけということである。

 

稀に、お金持ちのぼんぼんが大金を使って遊びまわったり、派手な買い物をしたりするが、あれは反抗したり暇を潰したりしているだけであって、決してお金のストレスから来ているわけでは無い。

お金の消費を解放だと思っているのは貧乏人だけであり、別の解放口を見出さない限り、貧乏人が貧乏人から抜け出すことは無い。

嗚呼、金が無え。

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