アズサてやんday

六帖アズサのブログ

BL論(エロ)

ところで、恋愛マンガはめっきりBL(ボーイズラブ)しか読まなくなった。2、3年前までBL好きは露骨に "腐女子" "腐男子" と呼ばれていたし名乗っていたけど、最近ではもうそんなにない。ジェンダーやらセクシャリティの固定観念が(大昔よりかは)緩くなったからなのか、BL作品のメディア化が目立つからなのか、ヲタクが強いからなのかは、知らない。全部がちょっとずつ影響している様な気がする。

個人的にBLが好きなのは、恋愛に発展する過程と行き着く先がある意味「露骨」だから。私はBL作家ではないから、BL作品を作るにあたって何処に重点を置いているかは知らないけれど、つまりは「性描写」である。

 

"腐女子 / 腐男子" に「BLの何がいいの」と聞いたら恐らくほとんどの人が「同性間の丁寧な関係性の変化」って言うと思う。

異性間と違って "恋愛関係にならない可能性の方が大きい2人" の関係性の微妙な変化が丁寧に描写されているから、人によっては少女漫画よりもキュンキュンする。

ただ、それ以上に読者がキュンキュンするのはやっぱり「性描写」なのである。

BLを見たことが無い人は驚くと思うけど、実はほとんどのBLマンガ・小説にはラブシーンがある。それもかなり濃密な。男女モノだったら確実にR18表記される内容が、BLには普通に含まれている。

 


BLマンガの始まりは、

「昔、男女の性描写を描くとアウトだったからどっちも男性にした」

かららしい ( Wikipedia「ボーイズラブ」参照 )。

エロを描きたいから、それで行き着いた先がBLなのだ。当時の漫画家の苦労は想像できないけれど、"愛の表現" として「性描写」は無くてはならないものだったんだろう。

 


先日友人がこぼした一言に感心した。

「BLにはエロが無いと愛を確信できない」

なるほど、異性間の恋愛しか経験していない読者に1番わかりやすく "男性同士の恋愛" に感情移入させるには「性描写」が必須なのかもしれない。私はこの、目に見えない「愛」を性描写で描くその分かり易すぎる構図が大好きで、(勿論全ての性行為に愛があるなんてことは無いけれど) 「愛=性描写」の露骨さに安心する。


性描写 性描写言っているけど、BLは登場人物の関係性・ストーリーも丁寧で設定も細かいものが多い。それは主に女性読者を対象にしていることと、「性描写」があくまでも「愛の描写」であるからだと思う。

ほとんどの男性向けエロ漫画は、1コマ目からもう行為真っ最中である。それはマンガの目的が「抜けるかどうか」だからだと思うけど、とにかくBLはそういうものとは全く違う。どんなにエロエロメインのBLマンガでも、1コマ目は日常風景から始まる。性描写が「エロの描写」であっても、ストーリーがある上での「エロ」なのだ。どちらかというと「ティーンズラブ漫画」と同じ構図。だから女性読者が多い。

 


マンガサイトのカテゴリーには、今日も「BL」が独立している。表紙一覧にエロさが目立つ。露骨だ。とてもよい。

これだから腐女子はやめらんねえ。