5月2日(毛束と第二次断捨離期)

洗面所で前髪を切っていると、短くなった前髪と、溢れかえった後ろ髪とのバランスが気になり出して、初めて襟足にハサミを入れた。

襟足を空くと、今度は横の毛量が気になる。どうせ生えてくるのだから、と景気良くザキザキ切り散らしてみれば、明らかに切ってはいけない箇所をぶつ切りにした束が生まれてしまった

次、美容師に会ったら、溜め息吐かれそうである。

 

 

今週のお題「おうち時間2021」

慣れない在宅パソコン業務を粛々とこなし、このままではデスクトップ画面を見続けるだけでゴールデンウィークが終わってしまう、何か変化が必要だと焦燥感に打ちのめされた結果、思いついたのは、"人生でこれ以上無いと言い切れる断捨離" の決行であった。

これまでの断捨離では、「断捨離」と言いつつ、結局「捨てなくてもまあ許せる物」が残っていて、今度はそれら全てを二酸化炭素に変えるべく、文字通り片っ端からゴミ袋に詰めていく。

次のゴミ収集日が過ぎたら、自室に残るは "今日明日の生活に必要な物" だけになる筈で、「引っ越す時に持ち出すもの以外は要らない物なんだよ」と友人に告げれば、「そうじゃないんだけどな」なんて呟く声が聴こえたが、たぶん、思い違いである。

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