断捨離論(極)

断捨離するにあたって大事なのは、最初の仕分けである。一般的には「要るもの」と「要らないもの」での分別だと思うけれども、色んな断捨離のススメを覗いてみると、その線引きが甘すぎて、一昨年まで毎週のように自室(実家)から45ℓゴミ袋を出していた自分は、びっくらこいてしまう。

 

「自分の生活に必要なもの」をどれだけ自覚出来ているか。

断捨離を始める前に自問すべき重要事項である。つまり「よく考えたら最近使ってないけど、多分使うだろうからとっておこう」「これは昔○○さんに頂いたものだからとっておこう」などという不必要極まりない思考を排除できてからが、ようやく断捨離のスタートである。断捨離でまず最初に棄てなければならないのは「物に対する情け」である。


では、「自分の生活に必要なもの」とは何か。

1番わかりやすい基準は「旅行や出張に行く際にスーツケースに入れるもの」そして「毎日使っているもの」である。例えばスマートフォン、仕事の手帳、筆記用具、パソコン、歯ブラシ、ドライヤー、衣類など。これらは「必ず要るもの」に含まれる。

生活に必要なものを残したら次は「これが無いと精神的な安定を保てないもの」をピックアップしていく。例えば「人生のバイブルになっている本」「1番尊敬する画家の画集」など。これらも「要るもの」に含まれる。

 

さて、これで断捨離前の仕分けは終わり。上記の「要るもの」に含まれなかった物は全て「要らないもの」である。断捨離とはこの「要らないもの」を全て捨てる行為である。「もったいない」「まだ使える」「とっておきたい」と思ったあなたは、まだ冒頭の「物に対する情け」を棄てきれていない。


断捨離って、そういうことだ。やり続けて極限まで達すると、物への執着がゼロに等しくなる。それと同時に、生きることへの執着も無くなっていく。今の自分の人生から、一時的に逃げることすらも可能なのだ。

断捨離をする前に、今自分の周りにある好きな物、持っていると気分が上がる物を見つけてほしい。あってもなくても生活に支障は無いけれど、あったら嬉しい物が、実は沢山あるはずだ。

 

部屋中のカーテンを捨てたことがある阿呆より。物を捨てられないあなたへ。